2024年もよろしくお願いいたします。2024年1月19日(金)
2024年もよろしくお願いいたします。
新年早々に、痛ましいニュースが飛び込んでまいりました。 今回の能登半島の地震に際しまして被害に遭われた方、関係者の方々に心よりお見舞いもうしあげます。
今年は、元旦に船橋東武さんでの搬入をしておりました。ホテルに戻ってすぐに大きな揺れ。千葉は震度3でしたがホテルの上の階でしたので、結構長く揺れました。その後はニュースを見ながら何が起こったのだろうと。
わの栞は、久留米絣のお洋服を製造販売しているのがメインのお仕事です。が、様々な職人さんや作家さんとのイベント企画なども同時に企画している会社なのです。 その関係で、輪島塗の職人さんとのお仕事もさせていただいております。その交流は5〜6年ほど前からになります。 ちょうど昨年の11月には名古屋の栄三越さんでもご一緒させていただいた職人さんもいらっしゃいます。直後から連絡が取れず心配しておりましたが、数日経ってからヘリで救出されたとのご連絡をいただきホッとしました。もちろん家は住むこともできなくなった状態。今までの作品も全て失ってしまいましたが。きっと乗り越えます。との言葉に涙が出ました。年明けからのニュースに落ち込み、さらに更年期もあり倦怠感とやる気のなさに、何も行動できなかった自分を猛省。 私にできることは何か。やはり、私が関わった皆様に恩返しして、輪島の皆さんが、また元気とやる気を取り戻してくれるきっかけを作ること、だと思います。これから、名古屋、日本橋、新潟など各地で輪島塗に関わる職人さんたちの復興支援のプロジェクトが少しずつ始まります。そのお手伝いもさせていただきつつ皆さまに情報発信をしていきたいと思います。 輪島のプロジェクトの職人さんのお一人で、この企画の発起人の方が、今回自分も廃業しようと思った。でも10年後20年後に自分が後悔したくない。だから今行動しなきゃいけないんだ。と思ったんだよ。でもね、それでも毎日気持ちが行ったり来たりしている。とも言われました。当然ですよね。その気持ちに寄り添いながら、皆様のお力に少しでもなれるようにします。
今回は、絣とは関係のないお話でしたが、同じ伝統工芸、伝統産業に携わる人間として、輪島の皆さんのお力になれたらいなと思い発信させていただきました。
2024年1月19日 松村かおり
伝統を日常で着る。
~現代の日常にさりげなく寄り添う
"伝統技術の新しい形"~
久留米絣の新しいスタイルを提案する
わの栞 Wa no Shiori